
最近物忘れが激しい婆ねえ。
ふふう、物忘れが激しいお婆さんと私を掛けるなんてわったしなんて面白いのかしら。ふふふ( *´艸`)
カギは婆さんの靴の中に入っているじゃないかあ。
ホントにあったわあ。ありがとうねえ。
ところで、あなたはどなたかしら?おじいさんに似ている気がするけど。お爺さんはもう死んだと思うんだけどねえ。なんで、うちにいるのお?
死んだことにしないでおくれい。まだいるよ~~
まだ、わっしのことは勿忘草~
勿忘草(ワスレナグサ、忘れな草)の花言葉は?
勿忘草は色々な歌手が曲のタイトルにしていたりするので、名前を知っている方はとても多いかもしれませんね。有名なところでいくと両声類と呼ばれるピコさんや「花束みたいな恋をした」の主題歌の勿忘を歌ったAwesome City Clubさんであったり、中高年の不良ブームを作ったともいえる伝説のシンガー尾崎豊さんも勿忘草という曲を歌っていますね。
それだけ、日本人と縁が深い植物なんですね。
そんな日本人との縁が深い植物の花言葉はどのようなものなのでしょうか?やはり、名前に似ているものなんですかね?見ていきましょう。
勿忘草(わすれなぐさ、忘れな草)の花言葉は、
- 私を忘れないで
- 誠の愛
- 真実の友情
です。
やはり、名前と花言葉は似ているようです(笑)
ただ、何となくですが、少し寂しい印象を抱かせる花言葉が多く付けられていますね。花色ごとにも花言葉はあるようで、青色の忘れな草の花言葉が「真実の愛」、ピンク色の忘れな草の花言葉が「真実の友情」、白い色の忘れな草の花言葉が「私を忘れないで」となっています。
花の見た目も可憐ですが、花言葉にも何か深い思いが感じられますね。
では、花言葉の由来を見ていきましょう。
花言葉の由来
色々な歌手やアーティストの方が作品の名前にこの勿忘草を命名していることからも愛されている花であることが分かりますし、名前のインパクトやメッセージ性がとても強いですよね。
花言葉は少し悲しい印象を持つものや名前の通りだなと思うものでしたね。
どうして、このような花言葉がついたのでしょう。
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実は、忘れな草にはある伝承があり、そこから花言葉になったとされています。
その伝承というのは、むかしむかし若い騎士が恋人のためにドナウ川の岸辺に咲いている綺麗で美しい花を取りに向かったのですが、その騎士が恋人のもとに帰ってくることはありませんでした。
そう、騎士は川に流されて死んでしまったのです。騎士が川に流される寸前のところで握りしめた一輪の花を岸に投げました。その際に「私を忘れないで」といったとされていることから、騎士が岸辺に投げたその花の花言葉に「私を忘れないで」という花言葉が付けられました。
このエピソードが他の花言葉である、「真実の愛」や「真実の友情」の由来になったことも疑いようがありませんね。
このようなエピソードがあったからこそ、勿忘草の花言葉はやや悲しい印象を抱かせるものだったのですね。
綺麗な花と悲しい印象が結びつかなかったので、納得ですね。
勿忘草(ワスレナグサ)の花名の由来は?
忘れな草の花名の由来も先ほど、紹介した伝承に基づいているようです。
中世ドイツの悲恋伝説から花言葉が付けられ、名前もドイツ語でVergiss-mein-nicht(僕を忘れないで)という騎士の最後の言葉が付けられました。その後、この花が英語圏に伝わった際もこの名前を直接訳し、「forget-me-not」となりました。
日本にもこの英名で伝わったのですが、1905年に植物学者の川上滝弥によって初めて勿忘草として訳されました。他の国でも同じようにドイツ語を訳された名前が付けられてるようです。
勿忘草(忘れな草、ワスレナグサ)の特徴
勿忘草(忘れな草)は、欧州諸国でもかなりなじみのある花として知られており、古来から友愛や誠実の特徴として広く親しまれているようです。
日本では、花壇や鉢植えなどに植えて鑑賞用として親しまれています。
アメリカでも愛されている花であることはアメリカ合衆国のアラスカ州の花にもなっていることからも読み取れます。
忘れな草の関連種は、ヨーロッパでは肺などの呼吸器疾患に効果があるとされていて、民間療法で薬として用いられることがあるそうですよ(≧▽≦)
特徴としては、ヨーロッパ原産の花で分布地は、北半球の温帯から亜寒帯に約50種類が分布しています。日本においてもエゾムラサキという一種のみが自生しています。世界においては、2年草もしくは多年草として、知られていますが、日本では夏の暑さで枯れてしまうことから1年草として扱われています。
勿忘草(忘れな草、ワスレナグサ)の基本情報
勿忘草(忘れな草、ワスレナグサ)は検索すると花言葉が怖いなどと知られていますが、実際にはそのような怖い花言葉があるわけではありませんので、心配しないでくださいね。
【基本情報】
和名:勿忘草、忘れな草、ワスレナグサ
学名:Myosotis L.
英名:Foget-me-not、scorpion grass
属:ムラサキ科ワスレナグサ属
原産地:アジア、ヨーロッパの熱帯地域
誕生花:2月7日、2月29日、3月13日、3月15日、4月5日、4月6日、4月17日、4月21日、4月24日、5月14日、5月15日
開花時期:4~6月
花色:青、ピンク、白