
アイリスは日本ではアヤメ(菖蒲、文目、綾目)と呼ばれ親しまれている多年草です。綺麗な花を4~7月に咲かせ、暑さにも寒さにも強いため育てやすい園芸初心者にも人気の植物です。
アイリスの花言葉
アイリスの花言葉は「希望」「信じる心」「恋のメッセージ」「吉報」「良き便り」「知恵」です。また、アイリスには花の色ごとに花言葉があります。
色別の花言葉も見ていきましょう。
青色のアイリスの花言葉は?
青色のアイリスの花言葉は「強い希望」「大きな志」「信念」です。
アイリスの中でもポピュラーな色合いの花です。花言葉としての使用難易度は星1つ「☆☆☆☆★」です。大きな挑戦をしている人や転換期を迎えた人へのプレゼントにいかかでしょうか?
白色のアイリスの花言葉は?
白色のアイリスの花言葉は「あなたを大切にします」「純粋」「思いやり」といった意味を持っています。純白なイメージを持たせる花色ですね。花言葉としての難易度も星1
つ「☆☆☆☆★」です。大切な人にプレゼントすると喜ばれること間違いなしですね。
紫色のアイリスの花言葉は?
紫色のアイリスの花言葉は「知恵」「雄弁」といった意味です。紫色は若い方よりある程度年齢を重ねた人のイメージがあり、知的なイメージがありますもんね。敬老の日におじいちゃん、おばあちゃんへのプレゼントとして優秀かもしれません。花言葉の難易度は星3つです「☆☆★★★」
黄色のアイリスの花言葉は?
黄色のアイリスの花言葉は「復讐」とされています。この復讐という花言葉の由来はわかりませんが、怖い意味として定着しているようです。プレゼントには向いていないかもしれません。退職時や転校時、退任時などに贈るとこれまでの恨みを晴らせるかもしれませんね。花言葉の使用難易度は星5つです「★★★★★」。
アイリスの花言葉の由来は?
アイリスの花言葉はギリシャ神話の神様から付けられています。アイリスを象徴するのはエロス神の母と知られるイリス神です。エロスは恋心や愛の神と言われ、イリスもその家系だけあり恋のメッセンジャーを務めています。この「メッセージ」はアイリスの花言葉でもあり、イリスが虹を渡ってメッセージを届けることから由来しています。
アイリスを使って愛の告白をするのはギリシャ神話の神々に願掛けする部分もあり、成功度は高いかもしれません。花の色ごとに違ったメッセージがあるので花色を意識したプレゼントをしてください。
アイリスの名前の由来は?
アイリスはギシリャ語で虹を意味するイリスからとられています。
ギリシャ神話には、イリスという神がいてイリスはとても美しく太陽神ゼウスから何度も求愛されていたようです。イリスはその謙虚な心で何度も断り、このまま自分がここにいては良くないと感じ、ゼウスの妻ヘラに相談し、遠くへ行かせてもらえるように相談しました。ヘラはイリスのその勇気と決断、謙虚さに感動しその願いを聞き入れたとのことです。イリスを遠くへ行かせてあげるためにヘラは七色に光り輝く首飾りをイリスのもとへ授け、神からの使者になることを命じたそうです。その後、神のお酒をヘラから降りかけられたイリスは使者になり大空を渡る虹の女神になったとされています。その神のお酒が地上まで落ちアイリスに掛かり虹のような花が咲いたということが由来になっています。
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アイリスの特徴
アイリスはアヤメ科の多年草で地下に球茎があります。花が咲く時期は春から初夏にかけて咲きます。すらっとした姿で花は1個または複数の花を総状に咲かせます。花色は鮮やかで花名が虹と付けられているのも納得ができるものです。アイリスはアヤメ科のアヤメやアイリス、花菖蒲を総称したものとされています。
花の形はかなり個性的で花被片は6個で、3個の外花被片と3個の内花被片の形が異なります。外花被片は大型で下に垂れていきます。種類によっては外側の花弁が下がっていき中央部の花弁はとさか状の突起になり、内花被片は小型で直立します。この姿はどこか仏さまがたたずんているようにも見え神聖な感じがしますね。
世界に150種類、日本には9種類存在しています。
アイリスの基本情報
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- 和名:綾目・文目
- 英語名:Iris
- 学名:Iris
- 属性:アヤメ科・アヤメ属
- アヤメの時期:多年草
- 開花時期:4~7月
- 誕生花:4月17日、5月5日、5月10日、6月6日
- 原産地:東アジア、ヨーロッパ
- 花の色:黄色、青色、白色、赤色、紫色など