
ジャスミンと言えば何を思い浮かべるでしょうか?ジャスミンティー、ジャスミン畑?どちらにしてもジャスミンは観葉植物として愛でることや芳醇な香りで心が満たされることもジャスミンでは可能ですよね。
香り豊かな花はラベンダーなどもありますが、ジャスミンは「香りの女王」とも呼ばれるほど世界中で愛されています。
今回はそんなジャスミンについてみていきましょう。
有名な花のジャスミンを見ていくぞっ!!
ジャスミンの花言葉
ジャスミンの花言葉は「優美」「愛想の良い」「愛らしさ」「官能的」と言われています。また、ジャスミンには花の色ごとに花言葉が付けられています。このジャスミンはほとんどが白色の花や黄色の花を咲かせます。ジャスミンがとても良い香りがするのは、ジャスモン酸メチルと呼ばれる化学物質のお陰のようです。難しい名前ですが、ややジャスミンっぽい名前なので覚えやすいですね。あまり役には立たないかもしれない豆知識かもしれませんが、覚えておくと鼻高さんになれるかもですね(笑)
ジャスミンの花言葉の由来は?
ジャスミンは夏~秋頃に白色や黄色の楕円形の小さな花を咲かせます。しかし、ジャスミンの種類は多岐にわたり種類によっては開花時期が全然違うようです。
ジャスミンの日本語の花言葉は「優美」「愛想の良い」「愛らしさ」「官能的」ですが、英語においてもジャスミンは良い花言葉が付けられています。具体的には、「amiability(愛想の良い)」や「You are cheerful and graceful(あなたは陽気で品が良い)」などの日本語の花言葉と同じような花言葉が付けられておりジャスミン人気は国境を超えることがわかりますね。
花言葉の由来として「優美」は、ジャスミンの見た目からきているとされています。ジャスミンの花や茎、葉っぱのバランスの良さが品の良い美しさを連想させるようです。そのため、「優美」という花言葉が付いたとされています。
また、「官能的」という花言葉に関しては、ジャスミンの甘美な匂いから付けられたとされています。ジャスミンは昔から香水などに利用されてきたため女性がこのジャスミンの香りの香水をつけていたと考えられます。魅力的な女性がジャスミンの匂いの香水をつけていたため「官能的」という名前が付いたのではないでしょうか。
ジャスミンの名前の由来は?
ジャスミンの名前の由来はペルシャ語が由来とされています。由来の「ヤースミーン」というペルシャ語は、神様からの贈り物という意味があるようです。
ジャスミンの美しい花や落ち着くような香りが神様からのプレゼントと思われたということが名前の由来とされています。
ジャスミンは和名では茉莉花(マツリカ)と呼ばれています。この茉莉花という名前はジャスミン全体を指すわけではなくジャスミンの代表種である「アラビアンジャスミン」という種類を指したようですよ☆



昔、ジャスミンはピンク色の花をしていたとされています。でも今は白いジャスミンばかりです。
それは昔キリストが十字架にはりつけになった際に多くの花も人々と同じように悲しみにくれたそうです。その悲しみはジャスミンにも当てはまったようで、涙を流しまくったジャスミンはピンク色から白色になったとされています。
ジャスミンの特徴
ジャスミンは常緑性のつる性の低木です。ジャスミンの生息地はアジアからアフリカの熱帯や亜熱帯の暖かい地域で生育しています。
ジャスミンはお茶や香水などに利用することが多いとイメージされがちですが、実際には一番多い使い方は観賞用です🌼。
古くから人類に愛されていたとされており、既に古代エジプトにおいて生育していたとされています。香料原料としてはソケイとマツリカの2種が多用されています。
香料原料として栽培されていたのはフランスが主であったが現在では、エジプトやモロッコ、インドなどで栽培されてきています。暖かい場所で生育できるので幅広い地域で生育できるのが広く普及されるようになった要因の一つでしょうね。
ジャスミンの香料の主要の成分である化学薬品はジャスモンであるが、このジャスモンは工業的精製法は確立されていません。今後、このジャスモンの工業的精製法を確立できれば大儲けができそうですね。現在のジャスミンの香りとして販売されている香料は簡単に作成できるジャスモン酸メチルです。
ジャスミンの活用法
ジャスミン茶
ジャスミンの匂いが心地よいジャスミン茶ですが、ジャスミン茶の作り方はウーロン茶や緑茶にジャスミンの花を入れたものです。
ジャスミン茶の効能としては、脂肪燃焼効果やリラックス効果、美肌や健康維持効果、コレステロール低下や殺菌効果が期待されます。
|
精油
ジャスミンの精油は花が1,000kgに対して1L程度しかできません。とても貴重な油です。
値段としても10mlで30,000円ほどと高価です。クレオパトラも愛したとされる精油は体にいいんでしょうね。
ジャスミンの精油の効能としては、鎮静作用や女性ホルモンのバランスを保つ効果、アンチエイジング効果、抗けいれん作用や炎症を納める効果があります。
高価だけあって健康にはとてもいいでしょうね。
|
ジャスミンの育て方
ジャスミンは世界中に200種類以上の種類があり、世界中で愛されています。
ジャスミンの花はとても良い匂いがするので、「香りの王様」と呼ばれています。花が咲く時期は7~9月で花の色は一般的に白色や黄色です。
ジャスミンの種類は豊富でそれぞれ異なった栽培方法があり、原産地ごとに耐寒性や耐熱性に差があります。今回は最もポピュラーのハゴロモジャスミンの育て方を見ていきましょう。
色々な家庭でも見ることができ、簡単に育てることができる花ですので、覚えておくといいでしょう。
ジャスミンの育成方法
生育用土:ジャスミンを育てるための土はホームセンターなどに販売されている園芸用培養土で問題ありません。ただ、水はけの良い腐植質に富んだ土壌のほうが生育に好ましいです。鉢植えなら赤玉土・鹿沼土・腐葉土などを混合すれば問題ありません。
肥料:開花前の2~3月ごろや、開花後の5~6月に肥料を与えるといいでしょう。どちらも開花にパワーを使うので花の元気がなくなるタイミングです。なので、花の元気がなくなった際には都度肥料を与えてあげてください。
水やり:庭植えの場合には、しっかりと水やりをする必要はありません。基本的には自然の雨に任せておけば基本的には問題ありませんが、真夏や乾燥が続く場合には早朝にたっぷりと水を与えてあげてください。鉢植えの場合には、春と秋には土の表面が乾き始めたらたっぷりと与えてください。夏は水を切らさないよう、冬は乾き気味に水やりをしましょう。
日当たり:ジャスミンは太陽の光が好きな植物です。日当たりの良い場所に植えてください。しかし、寒さにやや弱いので風通しが良すぎる場所はよくないようです。冬場は外に置いておくと枯れてしまう可能性がありますので、冬を越させたい場合は11月以降に暖かい室内に取り込んで管理してください。
ジャスミンの基本情報
-
- 和名:ジャスミン
- 英語名:jasmine
- 学名:jasminum
- 属性:モクセイ科・ソケイ属
- ジャスミンの時期:多年草
- 開花時期:7~9月ごろ
- 原産地:熱帯、亜熱帯
- 誕生花:6月8日
- 草丈:~300cm(支柱があれば)
- 耐寒・耐熱性:寒さに弱く、暑さには強くありません
- 花の色:白色、黄色、青色、ピンク色など