
ホウセンカ(鳳仙花)の花言葉
ホウセンカ(鳳仙花)の花言葉は「私に触れないで」、「短期」、「せっかち」、「快活」、「魔除け」と言われています。
ホウセンカ(鳳仙花)には赤や白、黄色、ピンクなどの花色がありますが、花色ごとに花言葉は付いていないようです。
花言葉の由来は?
ホウセンカ(鳳仙花)の花言葉の由来をそれぞれ見ていきましょう。
「私に触れないで」の花言葉の由来
この「私に触れないで」という花言葉はホウセンカ(鳳仙花)の種の挙動にルーツがあります。その挙動というのが、種が熟し乾燥してくると自然とはじけ飛んでいく様子です。この姿を見た人が触るとはじけ飛ぶ種に当たり痛い目を見る可能性があると考えたこととから「私に触らないで」という花言葉が付けられました。結構、ウィットに富んでいて面白い花言葉ですよね笑
「短気」の花言葉の由来
綺麗な花を咲かせる植物でこのような怒りの感情やニュアンスを表すものを少ないのですが、ホウセンカの花言葉には「短気」というものがあります。
この短気という花言葉も上記の「私に触れないで」と同様にホウセンカ(鳳仙花)の実が誰にも触れられることなくはじけ飛んでいくことが由来とされています。
他の花は人が種を取ってくれるまで実に付いたままジッとしていますよね?しかしホウセンカ(鳳仙花)の種子はそうではありません。人が種を取ってくれるのなんて待ってくれません。そう「短気」なのです!!笑
だから、ホウセンカ(鳳仙花)の花には「短気」という花言葉が付けられたのです。
「せっかち」の花言葉の由来
ホウセンカ(鳳仙花)の学名は「Impatiens(インパティエンス)」です。これは、ラテン語で「我慢できない」という意味があります。ここまではこれまでの花言葉につながっていますね笑
実は、この「せっかち」という花言葉もまた種子が飛んでしまうことに由来しているんです(-_-;)
種子を誰かが取ってくれるまで待つことができないほど「短気」で「せっかち」ということでこの花言葉が付けられたんですね。
「快活」の花言葉の由来
ホウセンカ(鳳仙花)は夏に赤や白、黄色、ピンクの綺麗な花を咲かせます。人が手を付けなくても放置していると種が飛んできます。その姿から短気とかせっかちとか言われますが、これは見方によれば心を開いているおおらかな「快活」というイメージも持たれました。そのため「快活」という花言葉が付けられました。
ホウセンカ(鳳仙花)の名前の由来は?
ホウセンカ(鳳仙花)とギリシア神話
ホウセンカ(鳳仙花)にはギリシア神話の逸話があります。
その逸話というのが、オリンポスの宮殿での宴会が催された際のことです。
神々へのプレゼントとして金のリンゴを用意していたのですが、なぜか1つなくなってしまい給仕していた女神の1人に疑いの目が向けられました(怖いですね、、、)
その女神は無実だったのですが、なぜかオリンポスから追放されてしまいました(神々優しくないです(´;ω;`))
その女神は、疑いを晴らそうとし必死に真犯人を捜索しましたが、結局犯人は見つからずに力尽きて死んでしまいました(女神なのに死ぬんですね)
そして、その女神は悔しさから姿かたちを変えてホウセンカ(鳳仙花)になったとされています(うん?なるほど?)
そしてホウセンカ(鳳仙花)が種を飛ばすのは、自分が何も隠していない、何も持っていない身の潔白を示すためだとされています(何それカッコいい)
というギリシア神話があります。突っ込みどころは多いですが、花に由来するギリシア神話は面白いですよね笑
ホウセンカ(鳳仙花)の基本情報
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- 和名:ホウセンカ(鳳仙花)
- 英語名:Balsam、Rose balsam、Garden balsam、Touch-me-not
- 学名:Impatient balsamina
- 別名:爪紅(ツマクレナイ、ツマベニ)、骨抜き
- 属性:ツリフネソウ科・ツリフネソウ属
- 原産地:東南アジア
- 誕生花:8月27日、9月8日、9月18日、10月19日(赤色の花)
- 花期:6~9月
- 花色:赤、ピンク、白、黄色