フェニックス・ロベレニーの花言葉 躍動感

フェニックス・ロベレニーは、ヤシの木というイメージぴったりの南国ムード漂うトロピカルな植物です。育て方が簡単なことや寒さにも比較的強いことからインテリアや観葉植物として人気なヤシの木です。

フェニックス・ロベレニーの花言葉

フェニックス・ロベレニーの花言葉は「躍動感」です。

フェニックス・ロベレニーの花言葉の由来は?

フェニックス・ロベレニーの花言葉「躍動感」は、フェニックス・ロベレニーの葉っぱが四方八方に元気よく広がり成長していくことから名付けられました。躍動感という花言葉や見た目から南国ムードお店の開店祝いや今後の活躍を期待するという意味で就・転職へのプレゼントとしていいかもしれません。花言葉としての難易度は星2つ「☆☆☆★★」程度ですね。

また、初夏ごろには黄色っぽい色の花を密集させて咲かせます。すごく綺麗とは言い切れませんが、季節によって花や実ができるというのはワクワクしますよね。

 

フェニックス・ロベレニーの名前の由来は?

フェニックス・ロベレニーの命名者はラン育種家のジェームズ・オブライエンという方です。オブライエン氏はフェニックス・ロベレニーの発見者であるスイス人植物収集家カール・ロベレンCarl Roebelin)の名前を入れないと敬意にかけると思い名前に加えました。フェニックス・ロベレニーの学名のrobeleniiはRoebelinという名前の所有格を付けたそうで直訳するとPhoenix robeleniiはロベレンさんのフェニックスという意味のようです。

 

発見された経緯としては、カール・ロベレン氏がメコン川沿岸でフェニックス・ロベレニーを発見しどんな植物なのかを調べてもらうために英国のオブライエン氏に送り、1889(明治22)年に新種として発表しました。

 

ヤシには属名でフェニックスと付けられている種類がいくつか存在しますが、このフェニックスという意味は不死鳥や火の鳥と呼ばれ皆さんもご存じの古代エジプトのときからの伝説の鳥「フェニックス」からとられています。ヤシの葉っぱの広がる様子やその見た目はこの「フェニックス」の羽に似ているからこの名前が付けられたようです。

 

また、フェニックス・ロベレニーの果実は濃い赤色になることからその色や葉っぱの形のどちらもフェニックスを印象付けたのかもしれません。

 

 

 

 

フェニックス・ロベレニーの特徴

フェニックス・ロベレニーは、和名ではシンノウヤシと呼ばれています。高さは2~4m程度まで成長する比較的小型のヤシの木になります。木の上部に葉っぱが広がり同一平面上に約100枚の葉っぱが併存します。この葉っぱの大きさは60~120cmと大きく羽のような形をしています。初夏ごろには黄色い花を密集させ、赤い果実をつけます。

原産地は東南アジアでその優美な姿や比較的小型であること生育の簡単さから広く親しまれています。

フェニックス・ロベレニーは、成長していくと葉っぱの跡が残るという珍しい成長の仕方をします。この独特な見た目や質感も南国をイメージさせるこの木の魅力になっていますね。また幹の上部には褐色の繊維が網目状にまとわりついています。葉の根元には長さ5~20cmのトゲがあります。

原産地のジャワ島には樹齢200年を超えるフェニックス・ロベレニーがあり、長生きをする植物でもあります。見た目としては大きくなりすぎて地を這うように成長するようです。還暦や米寿など長生きをしてほしい人に贈るプレゼントとしても優秀です。

フェニックス・ロベレニーの育て方

フェニックス・ロベレニーはある程度の気温変化に対応でき、日本国内でも生育することができます。南国の植物なのでお日様も水も大好きで元気よく成長していく姿はペットのように愛着を持てる品種だと思います。育て方を理解してインテリアや贈り物として利用してみましょう。

フェニックス・ロベレニーの育成方法

 

生育用土:フェニックス・ロベレニーはそれほど土にこだわりを持たず、観葉植物ようの土を使用してもらえれば問題なく成長します。

 

植え替え:フェニックスロベレニーは根詰まりを起こしやすく、2年に1回程度は植え替えをすることをお勧めします。植え替え時期は、フェニックス・ロベレニーが元気な5月から7月頃に行うのがいいとされています。

根っこが広がって鉢土が持ち上がってしまう場合が結構あると思いますが、その場合はなかなか引っこ抜くことはできません。無理に引っこ抜いて根っこや幹を傷つけてしまうとその後の生育に影響が出てしまいますので、引っこ抜けない場合は、一度水やりをやめて鉢土を完全に乾燥させて抜きやすくしてから抜きましょう。

一回り大きな鉢植えに水はけがよくなるよう石などを底に敷き、根っこをほぐしてあげたフェニックス・ロベレニーを植えてあげてください。この際に古い葉っぱや根っこも少し落としてもいいです。土に固定されてたら根っこが定着するようにたっぷりと水を与えてあげてください。

 

水やり:フェニックス・ロベレニーが一番成長する5~10月にはたっぷりと水を与えてあげてください。目安としては、表面の土が少し乾いてきたら水を与える程度の感覚です。夏場は乾燥しやすいので、毎日忘れずに水やりをしてあげてください。成長速度が減少する冬場は、乾燥気味に管理するといいでしょう。土が乾いて数日たってから水やりをするくらいで大丈夫です。

 

増やし方:フェニックス・ロベレニーは、種から育てることになります。枝が無いため挿し木ができなく大きくなるまで時間がかかる品種です。生育から数年のフェニックス・ロベレニーは、種を出さないこともあるので種は購入するか育っている環境への適応がある程度できている鉢植えのフェニックス・ロベレニーを購入するほうが初心者にはいいかもしれません。

 

注意点:ある程度の耐寒性を持ってはいますが、霜や雪が直接かかると枯れてしまう可能性があります。徐々に冬の気温に慣れていく場合もあるようですが慣れる前に枯れてしまう可能性もありますので雪や霜に直接当てずできることなら冬場は室内などに移してあげることをお勧めします。

かかりやすい病害虫
フェニックス・ロベレニーにつきやすい病原虫は葉っぱの裏側にハダニがつきます。一度つくと栄養を取られてしまいます。ヤシの木は一度ダメになると復活しづらいので見つけたら即座に対処しましょう。真夏の乾燥した条件で発生しますので、水をかけてあげて湿度をあげることで発生頻度を下げることができます。

フェニックス・ロベレニーの基本情報

 

    1. 和名:シンノウヤシ
    2. 英語名:pygmy date palm
    3. 学名:Phoenix roebelenii
    4. 属性:ヤシ科・シンノウヤシ属
    5. フェニックス・ロベレニーの時期:多年草
    6. 開花時期:4~5月
    7. 花の色:黄色

 

 

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