お墓参りに持っていくべき花やNGな花は?その花言葉についても解説

お墓参りに持っていくべき花とNGな花は?

ご家族やご先祖様に会いに行くためにお墓参りに行く人は多いと思います。その時にどんな花を持ってお墓参りに行きますか?今回は、天国にいるご先祖様や家族に怒られないように持っていっても大丈夫な花とNGな花を調べていきましょう。

なんでお墓参りに花を持っていくの?

お墓参りにお花を持っていく理由としては、土葬していた時代では動物や虫などにお墓を荒らされないために毒を持つ樒(しきみ)を備えていたとのことです。

別の説では、お釈迦様が若いころの修業時代に仏様に出会ったのですが仏様に供養するものがなく花を供えたのが始まりとする説もあります。

また、人類が死んだ祖先に花を手向けるのは本能なのかもしれません。実は、1万2千年前のネアンデルタール人ですら墓に献花をしていたという文献があります。これほど昔から墓に献花を供える人類には花は切っても切れない関係ですね。

お墓参りに持っていくべき花

お墓参りに持っていく花として実はルールなどは決められていません。しかし、花持ちがよく枯れた後も花弁が散らないことから菊の花が人気です。他にも菊の花が好まれている理由としては、年間を通して購入することができることや皇室などの菊花紋章に代表されるように高貴なイメージを持たれていることも好んで用いられている理由のようです。

墓参りに好まれる花

他にも、故人が生前好きだった花や自宅で育てた花なども持っていくといい花でしょう。

 

花は生花でないといけないの?
花は生花でなくとも問題ないです。地域によっては、生花ではなく造花を贈るところもあるようです。生花に拘らず意味などを考え献花してくださいね。

菊の花言葉

菊の花言葉は「高貴」「高尚」「高潔」です。高尚なイメージ通りの花言葉で凛とした印象を与えますね。

 

カーネーションの花言葉

カーネーションは花の色によって花言葉は異なります。

  • 赤色のカーネーションの花言葉は「母への愛」
  • 白色のカーネーションの花言葉は「純粋な愛」「私の愛は生きています」
  • ピンク色のカーネーションの花言葉は「女性の愛」
  • 黄色のカーネーションの花言葉は「軽蔑」
  • 紫色のカーネーションの花言葉は「誇り」「気品」
  • 青色のカーネーションの花言葉は「永遠の幸福」

 

アイリスの花言葉

アイリスの花言葉は「伝言」「希望」「信頼」「友情」です。

 

キンセンカの花言葉

キンセンカの花言葉は「別れの悲しみ」「寂しさ」です。

 

金魚草(キンギョソウ)の花言葉

金魚草の花言葉は「おしゃべり」「出しゃばり」です。

 

りんどうの花言葉

りんどうの花言葉は「愛らしい」「固有の価値」「悲しんでいるあなたを愛する」です。

 

グラジオラスの花言葉

グラジオラスの花言葉は「密会」「用心」「思い出」「忘却」です。

 

ケイトウの花言葉

ケイトウの花言葉は「おしゃれ」「気取り」「風変り」です。

 

四十九日までは白い花を

宗教やその流派によってまちまちではありますが、一般的に四十九日までは白い花を贈るのが一般的とされています。四十九日までは、「ユリ」や「菊」のような白い花を基調として無難な青色などを添える程度で送るといいとされています。故人との想い出の花や故人が好きだった花など贈りたい花はあると思いますが、残された遺族もいますので、白色の花を贈るのが無難だと思います。

献花するのにNGな花は?

お供えをすべき花やそのルールというものはこれと言ってありませんが、供えるべきではないものはあります。

例えば枯れた後に花弁がたくさん散るものや針があるもの、つる性の花などです。

また、入院中の方へ贈るべきでない花と重なりますが、ツバキなどは献花しないほうがいいでしょう。

その理由として、ツバキは綺麗なのですが、散る際に花弁ではなく花本体が落ちてしまい首から落ちるような印象を与えるためです。

ただ、ルールに縛られず故人が生前好きだったものを献花するほうがいいという方もいますので、故人との生前の関係性やどんな方だったのかを考えて花を選ばれたほうがいいと思います。

 

お墓参りに関するその他注意事項

お墓参りに関する注意事項としては、献花する葉に水を付けないこと。これは、葉っぱに水を付けてしまうとお花が想定よりも早く腐ってしまうことが理由のようです。

献花は参拝者側に向けて供える。これは、逆かなと思いがちですが参拝者側に花を向けることで参拝する人が気持ちよく、落ち着いて参拝することができ、ゆっくりと故人との想い出に浸れるからとのことです。

お墓参りに持っていく献花の値段の相場は大体1000円程度のようです。ただ、これも値段が高いからいいとか安いから悪いというものではありませんので、故人のことを思い供えることを大切にしてください。

 

 

 

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